虫歯菌の感染①
虫歯菌が感染しやすい時期は、生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の間。
この間に虫歯菌の感染する確率が高いです。
ここで一つ疑問が浮かびます。
『遅かれ早かれ、どうせ虫歯菌がうつるなら、気にしてもしょうがないのでは?』
どう思いますか?
感染する時期がすごく重要です。
虫歯菌が感染するのが遅くなればなるほど虫歯になりにくくなります。
理由は?
お口の中に、菌が座れるイスが1000席あるとします。
早い段階で、虫歯菌が感染する子は
虫歯菌が500席座ってしまいます。
遅い段階で、虫歯菌が感染する子は 席が他の菌に座られていて10席
しか座ることができません。
虫歯菌が席を500席占領している子に対してたった10席しか虫歯菌が座っていない子。
虫歯菌はどちらも親から移っていますが、どちらが虫歯になりやすいと思いますか?
答えるまでも無く、早い段階で感染した子です。
そしてもう一つ重要な事があります。
この菌の席のバランスは基本的に一生変わりません。
菌が定着した後は、席替えや入れ替えは起こらないと思ってください。
出来れば虫歯菌が移らない事が一番良いですが、移るのを遅くすることもすごく重要な事なのです。