「だるい、疲れる」と感じたら、鉄欠乏性貧血の可能性も？

「だるい」「疲れる」といった症状を感じていませんか？

これらの症状は単なる疲れだけでなく、鉄欠乏性貧血が隠れている可能性があります。

 

【鉄欠乏性貧血とは？】

鉄欠乏性貧血は、血液中のヘモグロビンが不足することで起こる貧血の一種です。

ヘモグロビンは、体中に酸素を運ぶ役割を担っています。

鉄が不足するとヘモグロビンが十分に作られなくなり、体中に酸素が行き渡らなくなるため、様々な不調が現れます。

 

【鉄欠乏性貧血の主な症状】

・疲れやすい、だるい

・息切れしやすい

・顔色が悪い

・めまい

・動悸

・集中力の低下

・爪が割れやすい

・髪が抜けやすい

これらの症状は、他の病気でも見られることがあります。

自己診断せず、気になる場合は医療機関を受診しましょう。

 

【鉄欠乏性貧血の原因】

・鉄分の摂取不足: 肉、魚、豆類など、鉄分を多く含む食品を十分に摂っていない。

・鉄分の吸収不良: 胃酸の分泌が低下している、胃の手術を受けたことがあるなど。

・鉄分の喪失: 月経、妊娠、出産などによる出血。

 

【鉄欠乏性貧血の治療】

鉄欠乏性貧血と診断された場合は、鉄剤を服用することで治療できます。

医師の指示に従い、正しく服用しましょう。

 

【鉄分を多く含む食品】

・動物性: 肉（レバー、赤身肉）、魚介類（牡蠣、あさり）、卵黄

・植物性: 豆類（大豆、レンズ豆）、緑黄色野菜（ほうれん草、小松菜）、海藻

 

【日常生活でできること】

・バランスの取れた食事: 鉄分だけでなく、ビタミンCを一緒に摂ると鉄分の吸収がよくなります。

・規則正しい生活: 睡眠不足は、貧血を悪化させることがあります。

・適度な運動: 体力向上に繋がり、貧血改善にも役立ちます。

 

「だるい」「疲れる」と感じたら、まずはご自身の食生活や生活習慣を見直してみましょう。

それでも改善が見られない場合は医療機関を受診し、専門医に相談することをおすすめします。