メタボ炎症から逃れるために知っておきたいこと
メタボ炎症は、肥満に伴い体内で慢性的な炎症が起こり、様々な健康問題を引き起こす状態です。
この炎症が、さらに肥満を悪化させ、悪循環に陥ってしまうことも。
そんなメタボ炎症から身を守るために、具体的な対策を見ていきましょう。
メタボ炎症とは?
メタボリックシンドローム(メタボ)は、内臓脂肪が過剰に蓄積し、高血圧、高血糖、脂質異常などを併発する状態です。
この内臓脂肪から様々な炎症性物質が分泌され、慢性的な炎症状態を引き起こすことを「メタボ炎症」と呼びます。
メタボ炎症が体に与える悪影響
- インスリン抵抗性の悪化: インスリンが効きにくくなり、血糖値のコントロールが難しくなります。
- 動脈硬化の促進: 血管が硬くなり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
- 様々な慢性疾患のリスク増加: 糖尿病、高血圧、脂質異常症だけでなく、がんや認知症のリスクも高まります。
メタボ炎症から逃れるための対策
- 食事療法:
- バランスの取れた食事: 糖質、脂質、タンパク質をバランスよく摂取しましょう。
- 食物繊維をたっぷり: 野菜、海藻、きのこなどを積極的に摂りましょう。
- 加工食品の控えめ: 添加物が多い加工食品は控え、できるだけ自然な食材を選びましょう。
- 血糖値の上昇を抑える: 白米よりも玄米、果物よりも野菜を優先しましょう。
- 運動:
- 有酸素運動: ウォーキング、ジョギング、水泳など、継続できる運動を心掛けましょう。
- 筋力トレーニング: 基礎代謝を上げ、脂肪燃焼を促進しましょう。
- 週に150分以上の運動を目標にしましょう。
- 生活習慣の改善:
- 質の良い睡眠: 睡眠不足は、食欲を増進させ、代謝を低下させる原因になります。
- ストレス管理: ストレスは、コルチゾールというホルモンを分泌し、脂肪を蓄積させやすくなります。
- 禁煙: 喫煙は、血管を収縮させ、動脈硬化を促進します。
- 定期的な健康診断:
- 早期発見・早期治療が大切です。
まとめ
メタボ炎症は、放置すると様々な健康問題を引き起こす恐ろしいものです。
しかし、適切な食事、運動、生活習慣の改善によって、予防・改善が可能です。
今日から、少しずつでも生活習慣を見直してみませんか?