長引く「慢性副鼻腔炎」に注意を!その原因と対策について
慢性副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔に炎症が長期間続く病気です。
風邪をひいた後などに治りにくく、日常生活に大きな影響を与えることがあります。
【慢性副鼻腔炎が長引く原因】
慢性副鼻腔炎が長引く原因は様々ですが、主なものとして以下が挙げられます。
・細菌感染: 鼻腔内に細菌が繁殖し、炎症が慢性化する場合があります。
・アレルギー: 花粉症やハウスダストアレルギーなど、アレルギーが原因となる場合もあります。
・鼻の構造的な問題: 鼻中隔湾曲症や鼻ポリープなど、鼻の構造的な問題が原因となる場合もあります。
・免疫の低下: ストレスや睡眠不足など、免疫力が低下することで慢性化する場合があります。
【慢性副鼻腔炎の症状】
・鼻づまり: 一番の特徴的な症状で、常に鼻が詰まっているような感じがします。
・鼻水: 水っぽい鼻水や粘性の高い鼻水が出ます。
・頭痛: 特に朝の起床時や頭を動かしたときに悪化することがあります。
・顔面の圧迫感: ほっぺたや目の周りに圧迫感を感じることがあります。
・悪臭のある鼻汁: 鼻から悪臭のする鼻汁が出る場合があります。
・倦怠感: 全身のだるさや倦怠感を感じることがあります。
【慢性副鼻腔炎の対策】
慢性副鼻腔炎の治療は、原因によって異なります。
・薬物療法: 抗生物質、ステロイド剤、アレルギー薬など、原因や症状に合わせて薬物療法を行います。
・手術療法: 鼻の構造的な問題が原因の場合は、手術によって改善する場合があります。
・生活習慣の改善: 規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動、禁煙などが重要です。
・鼻洗浄: 食塩水などで鼻を洗浄することで、鼻腔を清潔に保ち、炎症を抑える効果が期待できます。
【慢性副鼻腔炎を放置すると?】
慢性副鼻腔炎を放置すると、以下のような合併症を引き起こす可能性があります。
・中耳炎: 中耳に炎症が広がり、難聴や耳鳴りなどを引き起こすことがあります。
・眼窩炎: 眼窩に炎症が広がり、視力障害などを引き起こすことがあります。
・髄膜炎: 非常にまれですが、髄膜に炎症が広がり、生命に関わることもあります。
【慢性副鼻腔炎になったと思ったら】
慢性副鼻腔炎の症状が続く場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
医師の診断のもと、適切な治療を受けることが大切です。