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なぜ鍼灸治療は不眠症に効くのか? 心と体を「中庸」に戻す

鍼灸治療が不眠症に効果があると言われるのは、東洋医学の考え方と深く結びついています。

東洋医学では、私たちの体は気、血、津液というエネルギーの流れによってバランスが保たれていると考えられています。

このバランスが崩れることで、様々な不調が現れるとされています。

 

鍼灸が不眠症に効果的な理由として、以下の点が挙げられます。

  • 気の巡りを良くする: 鍼を刺したり、お灸をすることで、体内の気の巡りを良くし、滞っていた気をスムーズに流します。これにより、自律神経のバランスが整い、リラックス効果が得られます。
  • 血行を促進する: 鍼刺激は、血行を促進し、体の隅々まで栄養を運びます。血行が良くなると、リラックス効果が高まり、睡眠の質が向上します。
  • 経絡を調整する: 体には、経絡と呼ばれるエネルギーの通り道があります。鍼灸は、この経絡上のツボを刺激することで、経絡のバランスを整え、体の機能を正常に戻します。
  • 心身をリラックスさせる: 鍼灸治療を受けることで、心身がリラックスし、緊張が解けていきます。これにより、睡眠の質が向上します。

 

鍼灸が不眠症に効果的なのは、単に体の症状を改善するだけでなく、心と体を「中庸」の状態に戻すという東洋医学の考え方に基づいているからです。

 

具体的に、鍼灸治療が不眠症にどのように作用するのか、もう少し詳しく説明すると、

  • 自律神経のバランスを整える: 鍼灸は、交感神経と副交感神経のバランスを整える働きがあります。交感神経は活動時に優位になり、副交感神経はリラックス時に優位になります。不眠症の場合、交感神経が優位になりすぎていることが多く、鍼灸によって副交感神経を優位にすることで、リラックス効果が高まり、睡眠の質が向上します。
  • ストレスを軽減する: ストレスは不眠の一つの原因です。鍼灸は、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制し、リラックス効果のあるセロトニンやドーパミンの分泌を促進することで、ストレスを軽減します。
  • 痛みの緩和: 身体の痛みは、不眠の原因の一つになります。鍼灸は、痛みの緩和効果があり、痛みに悩まされることなく睡眠をとれるようにします。

 

鍼灸治療は、西洋医学ではまだ解明されていない部分もありますが、古くから人々の健康のために利用されてきた伝統的な治療法です。

不眠でお悩みの方は、一度鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか。

 

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