やぐら歯科 | 高の原駅近くの歯科。歯医者 虫歯、歯周病、小児歯科。

風邪の季節に備えて、薬剤耐性について知ろう!

風邪の季節が近づき、薬を服用する機会も増えるかと思います。

その際に気になるのが、薬剤耐性ですね。

 

【薬剤耐性とは?】

薬剤耐性とは、細菌やウイルスが薬の効き目を弱めてしまう現象のことです。

これにより感染症が治りにくくなったり、より強い薬が必要になったりすることがあります。

 

【なぜ薬剤耐性が起こるの?】

・薬の使い過ぎ: 必要のない抗生物質を服用したり、処方された量や期間を守らなかったりすることで、細菌が薬に耐性を持つ機会が増えます。

・医療現場での抗生物質の乱用: 医療機関でも、適切な抗生物質が選択されなかったり、過剰に処方されたりすることで、薬剤耐性が広がる可能性があります。

・畜産での抗生物質の使用: 家畜に抗生物質が投与されることで、耐性菌が生まれ、それが人へ感染する可能性があります。

 

【薬剤耐性によって起こる問題】

・感染症の治療が難しくなる: 耐性菌による感染症は、治療に時間がかかり、重症化のリスクも高まります。

・医療費の増加: 新しい薬の開発や、より高度な医療が必要になるため、医療費が増加します。

・医療現場の負担増: 耐性菌の感染症に対応するため、医療従事者の負担が増加します。

 

【薬剤耐性を防ぐために私たちができること】

・医師の指示をきちんと守る: 医師の指示通りに薬を服用し、自己判断で薬を中断したり、他の薬と併用したりすることは避けましょう。

・不要な抗生物質の使用を避ける: 風邪などのウイルス感染症には、抗生物質は効きません。医師の指示がない限り、安易に抗生物質を服用しないようにしましょう。

・手洗いやうがいを徹底する: 感染症予防の基本は、手洗いやうがいをこまめに行うことです。

・ワクチン接種: インフルエンザワクチンなど、予防できる感染症については、ワクチンを接種しましょう。

 

【まとめ】

薬剤耐性は、私たち一人ひとりの行動が大きく影響する問題です。

正しく薬を使い感染症予防に努めることで、薬剤耐性の拡大を防ぎ、安心して暮らせる社会の実現に貢献できます。

もし、薬について何か不安なことがあれば、必ず医師や薬剤師に相談してください。

 

«

»