水難事故のときの正しい対処法
夏にかけて水難事故が増えてしまいます。
もしもにそなえての情報を以下に記します。
水難事故に遭遇した場合、冷静に対処することが重要です。以下は、もしものときに役立つ正しい対処法です。
自分が溺れそうなとき
落ち着く: パニックにならず、冷静に状況を判断します。
浮く: 仰向けになり、体をリラックスさせて浮かびます。手足を広げ、水に乗るようにします。
呼吸を確保: 息を吸うときには、顔を上げて水面から離します。
助けを呼ぶ: できるだけ大きな声で「助けて!」と叫び、手を振って周囲に知らせます。
他人が溺れているのを見つけたとき
安全確認: 自分の安全を確保し、周囲の状況を確認します。
助けを呼ぶ: 周囲の人々に知らせ、119番に通報します。
救助具の使用: 浮き輪やロープ、棒などを使って、できるだけ遠くから救助を試みます。
直接救助を避ける: 自分が泳ぎに自信があっても、溺れている人に直接近づくことは避けます。溺れている人がパニックに陥り、救助者も危険にさらされる可能性があります。
救命胴衣: 救命胴衣がある場合、使用します。
心肺蘇生法(CPR)の実施
反応の確認: 溺れている人が意識がない場合、肩を叩いて反応を確認します。
呼吸の確認: 呼吸がない、または正常でない場合は直ちにCPRを開始します。
胸骨圧迫: 胸の中央を強く、速く(1分間に約100~120回のペース)押します。
人工呼吸: 口対口で人工呼吸を行います(ただし、COVID-19などの感染症リスクがある場合は避けるか、代わりに圧迫のみのCPRを行います)。
水難事故の予防
水辺の安全確認: 遊泳禁止区域や危険な場所を避けます。
監視: 子供や泳ぎが苦手な人は、常に監視下に置きます。
適切な装備: 救命胴衣や浮き具を使用します。
水難事故に備えて、基本的な救助技術や心肺蘇生法(CPR)を学んでおくことも重要です。これらの対処法を知っていることで、いざというときに冷静かつ効果的に行動することができます。