花粉症と洗眼②
花粉症の時期、薬局には目のかゆみを訴える患者さんが多くいらっしゃいます。
今回は、市販で売られている洗眼薬について解説していきます。
洗眼薬は、目の表面や中にある汚れを洗い流す効果があります。
目を汚れたままにしておくと、角膜を傷つけたり、アレルギー性結膜炎などの病気を発症してしまうリスクがあります。
洗眼を行うことで、眼病予防や重症化予防に役立ちますが、洗眼薬を使う際は、使用する頻度に注意が必要です。
涙には目の表面を守るための成分が含まれていますので、やりすぎると目の表面にある成分のバランスがくずれてしまう恐れがあります。
また、洗眼を行う前に目の周りを洗っておくこと、洗眼カップを清潔にしておくことも重要です。
疲れ目の方は、ビタミンB6やB12などの神経修復作用がある成分を含む洗眼薬がおすすめです。
これらの成分は代謝を促進して疲れた神経の働きを休める効果があります。
花粉症などによる目のかゆみが気になる方は、抗ヒスタミン成分を含む洗眼薬が適しています
洗眼薬を選ぶ際は、自身の症状に合ったものを選び、正しく使用することで快適な目の状態を保ちましょう。