風邪とインフルエンザの違い
風邪とインフルエンザはどちらも似たような症状が出るため、
ごっちゃになりがちですが、実は原因となるウイルスや症状の出方、重症度などに違いがあります。
風邪とインフルエンザの違い
項目 |
風邪 |
インフルエンザ |
原因 |
様々なウイルス(アデノウイルス、ライノウイルスなど) |
インフルエンザウイルス(A型、B型、C型) |
発症 |
数日かけて徐々に |
数時間~1日で突然 |
主な症状 |
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、 のどの痛み、咳 |
高熱(38℃以上)、頭痛、関節痛、 筋肉痛、倦怠感、咳、鼻水 |
重症度 |
比較的軽い |
重い場合が多く、 肺炎などの合併症を起こす可能性も |
期間 |
1週間程度 |
1週間~10日程度 |
【風邪とインフルエンザの見分け方】
・発熱: インフルエンザは高熱が急に現れることが特徴です。
・全身症状: インフルエンザは頭痛、関節痛、筋肉痛など、全身に症状が出やすいです。
・倦怠感: インフルエンザは体がだるく、非常に強い倦怠感を感じます。
どちらの場合も
・休息: 寝て体を休ませることが大切です。
・水分補給: こまめに水分を摂りましょう。
・対症療法: 熱がある場合は解熱剤、鼻水や咳が気になる場合は市販薬などを使いましょう。
【注意すべき点】
・重症化: 高齢者や基礎疾患のある方は特に注意が必要です。
・周囲への感染を防ぐ: マスクの着用、手洗いの励行など、感染予防対策を行いましょう。
・医療機関への受診: 症状が重い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
風邪とインフルエンザは、症状が似ているため、自己判断でどちらかを見分けるのは難しい場合があります。特に、高熱が続く場合や、呼吸が苦しいなどの症状がある場合は、医療機関を受診することをおすすめします。